#70

となりの恵比寿ごはん

となりの恵比寿ごはん Vol.3「“こだわり”が“当たり前”なお店」

前回のはなゆきさんからのご紹介で、今回は「ビストロ ダルブル」さんをご紹介します。
Vol. 1でご紹介した「いくら食堂」さんのすぐ近く。

バケツをひっくり返したような突然の雨の中、入口ですぐさま店内に迎え入れ、濡れた体を気遣っていただいたときから、この方の自然なおもてなしは始まっていた。

店内は中庭席を中心に左回りに、最初にカウンター席、奥にはゆったりと過ごせるテーブル席が並んでいる。

カウンターに座ろうとしたとき、店主さんがひとこと「今日、すごいなー」
「どうしたんですか?」と尋ねると、「いや、今日の最後に、次の紹介しようと思ってたお店のオーナーがいらっしゃいました」と隣のカウンター席に合流。
なんともタイミングが良い。
企画のコンセプトを説明して次回の取材を快く承諾いただいたところで早速メニューを拝見。
メニューを見た瞬間、文字量からして料理へのこだわりがすごい。思わず、お店の定番を聞いてしまったが、これが正解だった。
「パテ アンクル―ト」
フォアグラ、エゾ鹿、鴨、ブータンノワールを使ったパテ。ひとくち口にした瞬間、普段ビストロ慣れしていない自分でも素材のクオリティに舌を打った。それでいてしっかりボリュームもあり、メインディッシュといっても過言ではない感じ。お酒はゴールドラムに国産レモンを搾り、ソーダで割ったシンプルなラムハイボール。

ダルブルさんは店主さんのお父様が47年前に渋谷で開業し、その後青山、白金、西麻布に展開したのち現在では恵比寿と渋谷の2店舗を構える。
店内を見渡すと様々な作家の絵画が並び、あらゆるところに帽子が飾られている。
一見、ランダムに寄せ合埋められた装飾だが、すべて名のある作家さんの作品でお店を演出していた。
料理のクオリティやお店の演出に“こだわり”を感じたが、店主にとってはすべてが必然であり、ごく“当たり前”のことのようだった。そんな“当たり前”という感覚が、人としての余裕を生み、お店を通してお客様を心地よくもてなしてくれているんだということに気づいた。

いつもなら恒例の質問をするところだが、すでに隣の席には次回紹介予定のお店のオーナーさんが同席されていたので、あえて本人を前にお店をおすすめする理由を聞いてみた。
「“bin”さんというビストロなんですけど、なにより雰囲気の良いお店なんです」
binのオーナーさんも「実体験をしてお店の良さを感じて欲しい」という考えからこれまで依頼された取材はすべて断ってきたし、店舗情報も公開しないできたとのこと。次回はそんな謎のベールにつつまれたbinさんをご紹介したいと思います。

店舗概要

ビストロ・ダルブル 恵比寿店 (Bistro D’arbre)

住所

東京都渋谷区恵比寿南1-4-8

電話

050-5869-0657

営業

【ランチ】
〈土・日・祝〉12:00~13:30(L.O.)

【ディナー】
〈月~木&土〉 18:00~21:00(L.O.) 22:00(C.O.)
〈日・祝〉 18:00~21:00(L.O.) 22:00(C.O.)
〈金〉  18:00~21:00(L.O.) 22:00(C.O.)

日曜営業

定休日

火曜日

新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

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