#52

恵比寿街散歩

スパイスカレーとジントニック!?

カレーといって思い浮かぶことはなんだろうか? インド、スパイス、国民的なフード、カレー味のスナック等、洋食の中でもカレーは日本人にとって一際なじみの深いフードとして進化(新化、深化)し続けているフードと言えるだろう。

 

では、そもそもカレーの歴史はどのようなものなのかとたずねられると、案外答えられないものではないだろうか。 今回は、カレーの歴史を振り返りながら、今、恵比寿で注目のカレーをご紹介。

 

諸説あるが、カレーは18世紀、インドからイギリスに伝わったとされている。イギリスはインドを植民地として支配しはじめており、インドのベンガル地方の総督だったイギリス人が紹介したとされている。 インドにはカレー粉というものはなく、19世紀、イギリスで色々なスパイスを組み合わせて、初めてカレー粉が作られたと言われている。 カレーは(Curry)の語源としては、インドのタミール語のソースの意のカリ(Kari)から転じたという説や、「香り高いもの」という意味で使われるヒンズー語の「ターカリー」(Turcarri)から転じたという説等、インドを中心としたスパイシーな料理を総称して英語で《カレー》と呼ぶようになったものです。

そして、明治時代に、アメリカやヨーロッパの文化が日本に積極的に取り入れられ、日本人の味覚に合うようにアレンジされ、今日のカレー文化ができあがりました。 日本のカレーは、その源流はやはりインド、そして意外にもイギリスから伝来したという歴史を持ったフードなんですね。

 

さて、今回は恵比寿でも一風変わったカレーをご紹介。

恵比寿西口のバス停を横目に、恵比寿駅前通り商店街を抜け、恵比寿南の交差点を左折。 2~3分歩くと、レトロな雰囲気を感じさせる緑の看板に「ピアノ」と書かれた、この古き良き昭和のたたずまいを見せる商業施設の中にある“Life is Beautiful”が今回の目的地。

入り組んだ地下街を奥に進むと、“Life is Beautiful”を発見。 このお店は、音楽好きのオーナーが、音楽仲間が集える空間を持ちたいという想いで開いたミュージックバーだが、コロナ後、昼間はスパイスカレーを展開。

初めての方はなかなか入りにくいが、一旦中に踏み入れると、夜な夜な音楽好きが集うお店だけあって、居心地のいい空間が広がる。 そして、店内一杯に広がるスパイスの心地いい香り・・・

ランチ営業時のメニューを見ると、ミュージックバーということもあり、定番の「シャイでチキンなスパイスカレー」、「本日脳内に降臨したカレー」をはじめ、「スパイス珍トニック」等、ネーミングがユニークな品ぞろえ。

マスターのおすすめは2種のあいがけカレーにスパイス珍トニック。「スパイス珍トニックは、スパイスやハーブを効かせたジントニック。 カレーはスパイスやハーブをもとに作られるフードで、ジンは同じくボタニカルと言われるスパイスやハーブをもとに作られるドリンク。 歴史的にもジンは英国のソールドリンクとされるお酒で、そのジンをさらにカレーとの相性を高めるために、シナモン等のスパイスを加えてジントニックにしたものがスパイス珍トニック。 カレーにはチャイやラッシーが有名だが、実はジントニックも非常に相性がいいので、おすすめです。」

 

おすすめの2つの味が楽しめるあいがけ2種と「スパイス珍トニック」を注文。 この日のカレーは、定番のスパイスの効いたチキンカレーと出汁の聞いたトマトスープカレーは辛さやキャラクターも違う一品でどちらも美味。 そのカレーの合間に飲むジントニックは、スパイスとハーブが口の中に広がり、爽快な後味を楽しむことができる。 スパイスやハーブが織りなすカレーとジントニックで歴史情緒に耽りながら、休日のひと時を過ごすのもミックスカルチャーの恵比寿ならではの楽しみ方かもしれない。

 

店舗概要

Life is Beautiful

住所

〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南2丁目3−3

電話

03-6303-2353

営業

年中無休11:30~14:30 LO(ランチ営業)、21:00~翌5:00(バー営業)
※営業時間は変更する場合がありますので、お店URL、もしくは、店舗にお電話してご確認ください。

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